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カットサロン TOKO-TOKO オーナー 谷口 聖 氏 (たにぐち きよし)
プロフィール
三重県松阪市在住 1965年12月24日生まれ 趣味・・・釣り・日曜大工
三重県志摩郡(現在の志摩市)に生まれ、2歳まで過ごす。
父親の仕事の関係で静岡に引越し、中学卒業とともに単身三重に戻り、親戚の理容店に就職。
12年の修業の後退職。その後は、趣味の釣りが 高じて釣具店に就職、4年間勤めた後は
不動産会社に2年、後に在宅介護の会社に入社、三重県の統括マネージャーとして1年間勤める。
理容の世界が忘れられず再びこの世界に戻り“カットサロンTOKO-TOKO”を開業
〒515-0032 三重県松阪市田原町332-25
TEL0598-21-6719 e-mail tokotokoblue@yahoo.co.jp
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旭理容美容専門学校の卒業生が中心となり活動されています研究機関、新・理容研究会(AIMS)が、1月22日に谷口聖先生をお招きしてシザーズアート(バリアート・バリカンアート)の講習が行われ、参加させていただきました。 詳しくは→こちら
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SCISSORS・ART シザーズアート (バリアート・バリカンアート)
それは、鋏とかみそりから作り出される毛髪のアートこと、“シザーズアート”
2005年7月にホームページで紹介させていただいた素敵なお店、カットサロン TOKO-TOKOのオーナーの谷口氏が作り上げる
シザーズアートに私自身感銘を受けていました。
早くからお会いしてお話を伺いたかったのが先日、やっとの思いで実現しました。
こだわりは、鋏・かみそりのみで完成させ、お客様の頭の形や、毛髪のクセによって作り出される“シザーズアート”
よく言われますバリアート・バリカンアートとのように、バリカンは一切使用しません!
鋏は細かな細工が出来、理容独自の刈り上げラインからの仕上げにこだわりを持っておられる谷口氏。
私自身が、お店に出向いて取材を行うのは初めてで、鋏を作る事に関してはプロですが、お話をお聞きして
文章にする事自体できるのか心配でしたが、ご本人谷口氏にお会いしてその心配もなくなりました。
こちらが質問したい事を全て把握されておられ、話す中でどんどん谷口ワールドの中に引き込まれていきました。
まずこだわりは
鋏・かみそりのみで仕上げる(鋏は、谷口先生と共同開発したカーブシザーを使用されています)
同じ絵柄は使わない
見る角度を考えてのカット
そして自分自身の可能性の追求
その人の毛質・毛量に合ったシザーズアートを選ばれる(毛髪の生え方・毛髪の量・質をその場で把握して作り上げる)
いきなりハードなアートをするのではなく、耳の後ろのラインなど、簡単な事から、始めてそれから進化させてていくのが
いいとの事。お客様には、何種類かのデッサンをお見せして、納得していただいてからの作業になります。
キャンパスが人の頭な訳ですから、失敗は許されません。
凄い集中力が要求されます。シザーズアートは髪の毛が伸びるまでの寿命ですがその短命ゆえに
今を大事にされているのだと思いました。
そしていよいよ私自身が体験しました!
年齢的にも毛量が少なくなってきているのでどうなるか本当に心配もありました。
谷口氏いわく、毛の密度が少ないとのお話、どんな仕上がりになるのかどきどきでした。
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1月20日 今日はどんなシザーズアートにしていただけるのか? |
シッカロール(天花粉)を指につけて下書
き、それから鋏を入れます。 |
大まかなラインをカットします。 |
前回とは違うラインが出来上がってきました! |
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全体がはっきりしてきました! |
直線・曲線が浮かび上がってきました! |
完成! |
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今回の作品はペルーのナスカの地上絵を感じさせられる作品に仕上げていただきました!
直線と曲線をバランスよく組み入れられ、さすがの一言でした。
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12/24 |
いよいよ谷口氏に鋏を入れていただく瞬間
少し緊張しています。 |
シッカロール(天花粉)を指につけて下書
き、それから鋏を入れます。 |
大まかなラインをカットします。 |
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全体像がはっきりしてきました。 |
カットした間にかみそりを入れて最後の
調整です。
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真横から見たシザーズアート! |
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右後ろからのシザーズアート |
右前からのシザーズアート |
シザーズアートの完成です! |
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はっきり言って、シザーズアートはアウトロー的要素があります。表舞台に立ちにくいのは否めません。
人の目・環境・仕事先など、なかなかカットをするのには無理な状況、そして勇気も必要になります。
独自の個性を髪の毛で出せればと思う気持ちをシザーズアートで表現するお手伝いができればと思い
頑張っておられます。
谷口先生と共同開発しましたシザーズアートに適した鋏(カーブシザー)を表・裏と上手く使いこなされ使い手の職人魂に接することができました。
谷口先生本当にありがとうございました。 |
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