*裏スキ(ひぞこ)をしています。
荒裏スキ、仕上げ裏スキと二度に分けての作業です。 |
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〜裏スキについて〜
この作業は、ハサミのひぞこ部分を作り出しています。削り出されたひぞこ部分は、刃線と平行でミネ側に抜け微妙なひねり加減が、切れ味・調子などすべてにわたって影響します。このひねりこそがハサミの命なのです!長年の経験から生み出される手つくり独特の感触は、ここからきています。調子のよさは、裏スキ・触点・曲がり(アールだし)この3点で決まるのです。 |
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*穴あけ作業
ボール盤でハサミの穴あけ、ヒットゴムの穴あけなどの作業を行ないます。
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*ペーパー作業
荒削りなどの目を細かくしたりする作業です。数種類のペーパー使います。(目の粗さは60番〜600番)鏡面仕上げ前の仕事で最後の形造りをします。
*刃付け作業です。荒取りから仕上げまでペーパーを4種類〜5種類使い分けします。 刃線にも気を配ります。
(目の粗さは80番〜1000番) |
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*バフ加工
バフを数種類使い分け、表面の鏡面仕上げをしています。 |
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*研磨剤、バフを数種類使い分け、徐々に目を細かくしていきます。ただ研磨するのではなく、形を崩さず、手・指のあたりが優しくなるように心がけての作業です。
*手造りの為、鋏それぞれに形、光沢、手触りなどが違いますからその鋏にあった最高の加工が要求されます。 |
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*研ぎ
数種類の砥石を使い分けての作業です。(写真は最終仕上げの裏押しです。) |
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*裏押しの砥石は番手の細かいものを使用します。(5000番〜10000番)研ぎこむには少し手間はかかりますが、刃音が静かで滑らかな調子が出ます。 |
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*調整
最後のハサミの調整です。柄のバランス、鋏の隙間調整などの仕事です。 |
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鋏に命を吹き込む最後の仕事です。使われる方の気持ちを考え一丁一丁真心を込めての作業です。 |
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